打算なんかで明日を選ぶな!

わざと齧っちゃったヤバいリンゴのお話

OPENING ~宇宙Sixクリエの覚書

宇宙っぽいSE――浮遊感のある音に、時折、バチバチッと電気っぽいノイズが混じる、とともにスーッと幕が上がる。
舞台上に並ぶ6人、下手から、はら、こた、りょ、はや、めめ、えだ。

アルミホイルのような光沢があるシルバーの宇宙服っぽい衣装。ジャケットの肩の部分が独特で、角みたいな三角が生えていてそこに輪っかが引っかかってた。ジャケットの下は各々デザインの異なる白のTシャツ。下はシルバーのラインが入った黒のパンツに、足元は白スニーカー。

静止から始まって、ロボットダンスや無重力のような動きから徐々に激しさを増すアクセントダンス。最後は6人中央に集まって前3後ろ3で手だけで踊る形へ。

幕が上がった瞬間、キャー!って感じじゃ、全然なかった。
息を呑む、という表現がぴったりな緊張感のある幕開け。
観客を黙らせるこの感じ、去年もたびたびあって、そこが彼らのすごさなんだと1年ぶりに思う。

後日MCでここの照明が綺麗だと本人たちが言っていて、確かにね、スーッとライトが前後に動く感じとか宇宙っぽくてかっこよかったんだけど、私にとってはここは照明どころではあまりなかった。とにかくその雰囲気に圧倒され、気圧されていた、毎回。

合同がね、バーン!って爆音でびっくりさせて、シルエットでギャーって言わせてからのクレムンでキャー&キャーっていうオープニングだったんだけど、まるで間逆の単独の始まり方だったなーっていう、それがもう、ほんとさすがだなーって後から思った。