戻れないイエスタデイ Theyクリエ2016の備忘録③~時差ver
すっかり放置してたんですけど、このたびメモが発掘されたので、中途半端&ものすごい時差ですが、こっそり上げますw 自分で読んでても、こんなことあったっけ?って思うので(おい)、話半分で聞いてください・・・
MCとかう○んはすっとばしまーす。
■Sky's the limit
江田ちゃん「後半戦もりあがっていくぜーーーー」
ずっとずっと脳内で合成してたはやしくんの「君の隣でそっとこの手伸ばすから」を聴けて満足。
■クルトン
あーこれこれ、見たかったやつ!!
■Sakura
あーこれもこれも、見たかったやつ!!
「優しさで結ぶ」はやしくん、「こーこーろーに」で胸トントンのはやしくん。
ここのメドレー3曲は、去年の焼き直しかよ、という意見もあるんだろうなーとは思うけど、去年見れなかった私にとっては、どれもこれも待ち望んだ瞬間ばかりで。
本人たちも去年、歌舞伎*1やドリボで新しいファンが増えたこと分かってて、新しいファンの見たくて見たくて仕方なかった気持ちに応えてくれたんじゃないかなって、新規そう思ってるよ、うん。
■千年のLovesong
なんか知ってる!と思ったらまさかの千ラブだった件。歌詞を忘れてしまっている自分に驚きつつ、やっぱり私も元キスマイの人なので、ローラースケートの北山くんがチラついたり、北山くんのフェイクの幻聴が聞こえたりする。というか、キスマイの色が強すぎて、正直They武道さんが入ってこないw
この選曲は、ドリボで狩った元キスマイファンに寄り添ってくれたのか、りょーちゃんがキスマイ曲すきすぎるからなのか、どっちなんだろうなぁ。
■Dear Woman
グリーン衣装の松松が完全にチプデ。こんなかわいくて綺麗な男の子二人に、「君こそわが誇り、Dear Woman」とか言われて持ち上げられて、なんかすいませんという気分に。いやいやこちらこそ、「君が今ここにいること、とびきりの運命に心からありがとう」という気持ちでございます、って会場中の女子が思っていたと思います。わたしは思ってた。Dear松松って気持ちで見てた。
後にここの選曲がSPEAK LOWだったかもしれないと聞いて、なにそのセンスの良さ・・・って震えた。さすがに大人っぽすぎたのかなぁ。ぜったいげんげんえろいやん? 2人はThey-LANDのマスコットなのに(多分)、背中のチャック下ろして着ぐるみ脱ぎ捨てて夜のThey-LANDになっちゃうから却下されたのかもしれない(割と本気で)
■Star Seeker
めぐつぐのんかげ。ここ、ほんっとダンス激しくて、あっけにとられてる間に終わった、毎回。でかい人たちがガッシガシ踊るのすごい迫力・・・。最後の方、めぐつぐが前出てきてバキっと踊るんだけど(語彙の無さ)、Dear Womanの松松のアニメちっくなミニマム双子感とは対照的すぎるデカイオトコのど迫力シンメトリーに目がチカチカした。なんかステージから飛び出してきそう。的な物語。(言いたいだけ)
■運命ガール
松松も合流してお立ち台。目の前に来て、お手振りバンバンくれるの。んで「キミの全部、おれのもんだ」って色目つかってくるの。そんでもって挙句の果てに「オレが好きでしょ?」ってドヤ顔でウィンクしてくるから、そりゃキャーってなって手振るじゃない?ちょうど自担もいないし?
・・・・・・と思ったら出てくるんすよ、メインステージの上手上段に、気づいたら自担いるんすよ。逆光でちょっとスモークかかってて、表情見えないんすよ。でも絶対怒ってるんですよ(妄想)「ふーん、若い子がいいんだ?へーえ?」ってめっちゃ冷たい目で見下ろしてくるんすよ(妄想)どす黒い嫉妬の炎に包まれてるんすよ(妄想)
まじホラーだった。ぞっとした。・・・えっ、なにこれ演出?(違います)
■KISS KISS KISS
歌う前にマイクスタンドもって腰をグルンってするグラインド。
緩めがちょっと物足りないような、でもそれもまた焦らされてるような。
マイクスタンドの撫で方もちょっと雑で、それがこなれてるんだよね、また。
「真っ赤な果実」で果実をもぎ取るような手がセクシー。
マイクスタンドにおざなりな感じで絡める、はやしくんの長い足。
ぜいがはけて、コタがマイクスタンド肩に担いで降りてくる演出、最高に心得てる。心得てる、としか表現できない、あれは。
この曲、最初知らなくて、なにこの昭和歌謡みたいな曲?と思ったらかつんにーさんだったという。
コタの歌声よかったなぁ、合ってた。
コタって古めのイケメンだよなぁ。顔にも合ってた。
あらためて歌詞ちゃんと読むとなかなかっすね。「君の中で僕が今夜も叫んでる」て、こーたさん!!!/////
■ONE LOVE
えだちゃん上手上段
はやしくん下手下段
りょちゃん上手下段
順番にスポット当たって歌う。
しみじみとワンラブいい曲だなーって。ストリングスのアレンジで遊園地みもすごい。
途中でえだちゃんはソロのスタンバイではけるので、最後はりょたしょたで暗闇の中向かい合って終わるっていう・・・同級生尊い・・・*2
■1582
一転、もくもくスモーク
和装のジュニアがでてきて、ガラッと和の世界へ。ほんとに、今回の公演は場面の切り替えが天才的なんだよなぁ。ワンラブのメルヘン西洋おとぎ話の世界から、妖艶な和の世界へ。これも、えだちゃんが自分の色気が創り出す世界観に自信があるからできることなんだと思う。一番見せたいものを、真逆の曲と繋いで、ガラッと会場中の空気ごと変えてしまおう、っていう。効果的な魅せ方だと思うけど、自信がないと絶対できないやり方。
江田ちゃんのエロ路線は来るべくして来たという感じで予想通りではあったけど、薄い布をまとって踊り始めて、布をさらりと落としてからも、なかなかシャツは肌蹴なくて。ボタンがだんだん外れていく、ようで、そんなには外れなくて、焦らして焦らして、最後の最後に後ろ向いて、スモークの中で肩だけ晒すっていうのが、いちいち全部、こちらの思惑通りにいかない展開で、憎らしい。うまい。テクニシャン。大人の余裕。
曲のことは全然知らなかったけど、信長の曲って聞いてからは、バックの子たち小姓かぁ。げんげん森蘭丸かぁってな。
それにしてもすごかった。江田担の命が心配になった。チラチラ見える腹がリアルすぎた。ギューってするとこ(何をかは言わない)(「その手でつかんでいて」ってどこをやねんていう)、ちゃんとバックの子たちもやってるけど遠慮がちなんだよねやっぱり。
■つなぎ
byakuyaだったらしい。(よく知らない)
えだソロから、もう物語の入り口は開かれていたんだなーと。ここの流れが嵐コンでいうところの、潤ソロから目玉曲への流れ(ジャポのドンチューラブミーからのインザルームとか、LOVEのダンスインザダークからのモノクロ)に似てる気がして、嵐育ちを感じずにはいられなかった。
■Monster
冒頭のバイオリンのタリラリラー♪でドームなら炎上がるやつ。
大野パートの前、後ろ向いてスタンバイに入ってる背中を見てドキドキが止まらなかった。やるよやるよついにはやしくんがあれを!「きーみーのーさけーびーでー!」沸騰した。体中の液体が。
ここの大野芸は完コピという感じではなく、顔をすっと撫でる振りがそのままなくらい。全大野担が息を止めていた指クイクイをドヤ顔でやってほしかったんだけど、その夢はかなわなかったなぁ。
前半パートの振りは本家の振りを彷彿とさせる流れで、逆にこれ振り混ざっちゃわない?て心配になる。
後半パートで見えない相手とワルツを踊り、跪いて手の甲にキス*3、からの、「満月の夜君を見つけた」で月の光から作った指輪を左薬指にはめるドラマティック展開。振りつけた人、相当ロマンチストだなぁと思っていたらえだちゃんだった!
このmonsterの先に、あの国立の花火があるといいなぁと思わずにはいられない。
大空の下で、何万人ものお客さんを前にして、大きな花火を背負って踊るThey武道が見たいと思った。
そんな未来をまだあきらめたくないと、思った。
・・・一応続きます(予定)
予測不可能で誰もが羨むアトラクション Theyクリエ2016の備忘録②
■導入
コタ「みなさま、あらためまして、THEY-LANDのオーナー*1を務めます松本幸大です。これより、楽しい楽しいパレードの始まりです。みんなで一緒に!盛り上がっていきましょう!それでは、レッツ!」
バックみんなで「パレード!!!」
■キミアトラクション
ぜいちゃんはブルーのキラキラ衣装。バックは白ジャケット。
3グループに分かれてて、はやしくんは最初は、真ん中の階段。チームはやしは、コタとめぐつぐ?だっけ? 大っきい子に囲まれてはやしくんが小っちゃく見えたのはここだった気がするw
この曲はえだちゃん振り付け*2。ゆるーく、わちゃわちゃ踊る感じ。「Wa!」で手を広げて驚くポーズしたり、「ラブフリーフォール」で一列の電車ごっこみたいになって、ジェットコースターよろしく縦ウェーブしたり。
サビあたりで3グループとも前に出てきて、「目と目合っただけなのにほら」のところでニャンニャンな振り。「世界中で一番素敵なキミに」でグループ一塊ずつになって、チームはやしは、はやしくんにバックの子たちがすきすきーって感じでベタベタひっつく。「いま届けるよyou are No.1!」ではコタがメインになって、はやしくんもコタにひっついて、コタの身体まさぐってたw(くすぐってたのかな?)
MCで「キミアトラクションは斬新だったでしょ?」ってはやしくんにドヤられましたけど、どうせやるなら「君がNo.1」まで全員でやってからドヤってほしいよね!って思ってたのは私だけではないはず。やろうと思ったら絶対できたでしょ。でも「それは俺やだ」っ言ったでしょ。ねぇねぇ。
■GUTS!
はや「みんなもっと声出して歌ってねー!」
バックも一緒にお立ち台。はやしくん10番ゼロズレ、アゲイン。
サビの振付、去年のクリエでぜいちゃんがやったやつなのかな?原曲の振りを残しながら、簡単にしててすぐ覚えられるやつ。
りょ「えだにゃん!」
の掛け声とともに、Bメロ。
えだ「ひーかりのないー荒野をひとりーいざゆーけー」(歌声げろ甘)
まわりでみんな、えだちゃんに向かって両手を捧げる。客もみんなやる。
「ぼーくらは、さけーーーぶ」のはやしくんの声がものすごく凛としててすきだった。
サビから、りょーちゃん先生の指導が厳しくなる。
ビバ青春胸を張れ「歌ってー!」
いつでーも変えられるさー「歌ってよー!」
いちにーのさんで、さぁ前を向け、常識なんて吹き飛ばせー「歌ってよーお!」
「ハイ、もっとぉ!!」
ビバ青春、たーちあがれ「歌ってぇぇぇぇ!ハイ!」
きみはー、ひーとりじゃないさー「なんかこえ小っさい!」←もはや苦情
みたいな感じ。
あと、「れーりーごーれりごー」言う客に対して
「びぎのんねっ!」っていうのも間に挟んでくる。隙あらば挟んでくる。ドヤ顔で挟んでくる。
そしてまた、りょ「えだにゃん!」
えだ「あー(合いの手:にゃんにゃん!)らしのなかー(にゃんにゃん!)たたーかうともよー(にゃんにゃん!)いざゆけー(にゃんにゃん!)」(げろげろ甘い歌声)
去年からの流れがあるからか、振りへの反応力とか、合いの手への対応力とか、おたくの皆さんのできる子ぶりに感心しきりの新規のわたし。
最後のサビはメインステージに戻って。
最後のカキーン!はやしくんはいつも、打たずに両手指さししてたな。
なーなーななななをみんなで合唱。てか、「な」なの?「ら」なの?*3
ここでもりょーちゃん先生に「みんな声ちっちゃいね!」って怒られる。最後まで怒られる。せんせー、ちょっとは褒めてぇ><
■無音ダンス
りょーちゃんの、「シー!」ポーズから、パン!と手拍子きっかけ*4に始まる無音ダンス。静寂の中での、10人全員のダンス、キレイに揃った足音。さっきまであんなにホンワカしていた空気が、一瞬にしてキュっと締まるのを感じる。りょーちゃんのタップの練習は、ここに生かされたのかなぁ?
■In Fact
ただ楽しくて、大声でもっともっとと歌わされたGUTS!から一転、「シー!」って黙らされてからの、In Fact。この流れが天才的すぎて、毎回鳥肌。
In Factは、はやしくんのダンスがかっこよすぎて、ここは今まで以上にはやしくんしか見えなかった。
無駄な動きの一切ない、軸がまったくブレれないダンスに既視感を覚えて、2回目くらいにようやく、大野君だと気づく。衣装が青かったせいもあるかもしれないけど、ああこの感じは大野君だと思わざるを得ない。重力を感じさせない、ストッと点で降り立つような足さばきの美しさにただ見とれた。「足跡そっと辿りながら進める」のところがその真骨頂。なんのことはない、肩を入れながら足を進めるだけの振りなのに、こんなに目を奪われることがあるだろうかと思う。
「本当のときが廻り出す~AH!」で、腰をグイン!って…やる…たぶん全員で…(死)
それにしても、In Factってこんな良い曲だったんだなー。今回のクリエ、そんなことを思った曲ばかりだった。演出が上手いこと、さらに歌がうまいことで、知らなかった曲が良曲に聞こえたのはもちろん、知っている曲の新しい魅力にもたくさん気づかされたな。というわけでデビュー組のみなさん、ぜひ、埋もれてる曲をThey武道さんに預けてみませんか?絶対に悪いようにはいたしませんからね。ええ。
■Fighting Man
間髪いれず、がっつり踊るFighting Man。
えだ「もうちょっと声だして行けるか!もっと出るだろ!最後まで叫べ!」
さっきシー!って言ったくせに>< ドエス><
InFactが高温で青く燃える炎なら、こちらはパチパチはじける花火みたい。
前奏で毎回りょーちゃんが「足ん♪ない♪よっ!♪」って煽る。さっきシー!って言ったくせに><(根に持ってる)
足を止まらせてくれない、跳ねるようなダンスは、踊ってる方はさぞかしキツイだろーなって思う。でも楽しいんだもん、Fighting Man。In Factで黙らされた後だから、きっと一層、心が弾けるのだろう。
本当にこのキミアトからのパートは、緊張と弛緩の連続で、めちゃめちゃ計算された構成だったなと思う。コンサートとしてはこういう手法、もともとあるのかな。でもこんなにめくるめく展開、私は初めて味わったよ。
平面で踊っていたと思ったら、
「Don't look back,Don't look back,時は止まらないから」のあたりから階段の上段にバックが並んで、高さのあるフォーメーションになっていく流れが、ほんとに山本亮太天才だなって。歌の盛り上がりに合わせて、階段に逆三角形のフォーメーションが出来上がっていく。「覚悟決めてこうぜ」「暗闇切り裂いて」で順にえだりょも加わって、最後「ためらってたらOVER!」ではやしくんが逆三角形の頂点に入って、最後全員で右手の拳を上げて完成するっていう。歌の盛り上がりと気持ちの盛り上がりに合わせて、ピースがはまってく感じ。天才かよ、マジ天才(語彙力をください
本日はここまで。
自信と自身の戦い続ける Theyクリエ2016の備忘録①
■OPENING
カーンカーンカーンカーン(鐘の音)
鐘の音とともに幕が開き、中央には、圧倒的な存在感を放つ、松本幸大。
「 Ladies and gentlemen,boys and girls, welcome to THEY-LAND!」
Theyカラーの大きな旗に隠れて、めぐつぐ、のんかげ、松松が出てくる
目黒「みなさん!本日はご来場いただき」
森継「まことにありがとうございます」*1
かげ「ここTHEY-LANDでは」
のん「さまざまなアトラクションをご用意しております」
げん「こころゆくまで」
まつく「お楽しみください」*2
コタ「それでは、まもなく開園(演)します!幸せなとき*3をお過ごしください」
旗に隠された中から、舞台中央に姿を現す、本日の主役3人。
Let's go! 3、2、1!
カウントダウンから、いきなりアクセントダンス。
しかも、24小節ぐらいかな、がっつり。
いやいやいやいやいや、なんだこれ。
絶対的な自信ないとできない、このオープニング。
めっっっっちゃくちゃかっこいい。なんだこれ。
■SUMMERY
前奏が始まると、煽り。第一声は江田ちゃん
「They武道クリエにようこそ!みんなで声出して行こうぜ!」
衣装は、いかにも遊園地!って感じのカラフルな衣装。
白地で、片方の袖だけボーダーになってて、はやしくんは水色、りょうちゃんは黄色、江田ちゃんが黄緑のボーダーでかわいい。ジャケットの中に着てるベストの色が、はやしくんは黄色、りょうちゃんが紫、江田ちゃんがピンク。後ろにいっぱいボタンがついてたり、横にひらひらのスカーフ*4みたいなのがついてたりまぁとにかくガチャガチャはしてるけど、遊園地みはすごくあったので、オープニングには良かったかな。はやしくんの水色ボーダーが、嵐の風景コンを彷彿とさせるなぁとぼんやり思う。
歌い出しの第一声は、はやしくん。美声に震える。でも初日はちょっと緊張してたのかなぁ。
当たり前のようで当たり前でない、ハモリもフェイクも全部ナマで、震えたよね。震えたしか言えねぇ。まじ。
ちなみに、SUMMERYの存在は知ってるけど通っては来ていないので、初見はなんか聞いたことあるけど全然ピンと来てなかった。あとから、ああ、っていう。そもそも目の前に繰り広げられていることで、頭がまったく働かない。
コタ以外の9人で繰り広げられる群舞が、いきなりのクライマックス感。
舞台いっぱいに広がったかと思えば、縦一列になって綺麗に時間差で見せたりする。
いやでも正直圧倒されて覚えていない。いきなり、すごいものを見せられてポカーンとしてる感じだった。特に初回は。
終盤のフェイクではやしくんが水を得た魚のように生き生きとする。
どんびーーーあふれぇぇぇぇぇぇぇえええーーーーーー!
いぇいぇいぇ、いぇいぇいぇ、いぇえええええーーーーー!うぉーーーーーーーーーー!うぉううぉううぉううぉーーー!
絶品のビブラート、美声のシャワーを頭から浴びてる気分。
曲のフェードアウトとともに、エフェクトかかったカウントダウン。
5!4!3!2!1!
横を向いて、手でカウントを取ってみせる振り。
正直、summaryてこんなかっこいい曲でしたっけ?!?!?
■Le ciel~君の幸せ祈る言葉~
バックいなくなって3人だけだったかな。
手の振りが印象的。はやしくんの手の動きが本当にきれいで。ピースサインするみたいな2本の指の先から、何か出てた。
途中、ジャケットの内側に収納されているひらひらの布を取り出して、片手でひらひらさせながら踊るんだけど、そのひらひらっぷりが可憐でね。はやしくんのひらひらは赤なんだけど、さすが赤布扱わせたらジャニーズJrイチと名高い*5はやしくん。手で布を持ってひらひらひら。と思ったら、反対側の肩にさっと掛けて、衣装の一部にしてしまったり。魅せるなぁ。
そしてまた、ここでも絶品ビブラートのフェイク。
いぇぇぇぇぇぇぇえええええーーーーーーーーーーー!
ごちそうさま。
はやしくんの高音ビブラートって温泉みたい。こんこんと湧き出るかけ流しの湯みたいな。っていう謎の比喩が頭の中で止まらない。
あとから知ったんだけど、この曲の歌詞、フランス語なんだって?
どーやって歌詞覚えたの?いっかい、カタカナで書き起こしたりした?
■Welcome to our party
やっと来たよ!(私的)ホーム曲!
りょ「さぁ!みんなで声出しますよぉ!」
とかって、煽っておきながら、冒頭の「すりっぴんとぅーざぱーてぃまーにあえば!」が全然間に合ってないりょーちゃん愛しい。
「あかりともりかたにかげが!」のえだちゃんもあんまり言えてない愛しい。
前二人が拍にハマり切らずに来たもんだから「なみかぜが!はじまれば!」のはやしくんも、つんのめり気味愛しい。つまり、3人そろって言えてない!愛しい!
まぁとにかく楽しそうで!わたしもやっとホームの曲だし?ここでやっと緊張が解けて楽しさ爆発。
バックが12列お立ち台に来たかな。いっぱいファンサしてくれた。ぜいちゃんも合流するっけ? はやしくんのお立ち台、1回目の10番ゼロズレはここだっけ?
ここでまた会えたね(YOU&ME)同じ笑顔に
伝えたいことだけは(ALL THE TIME)変わらない
初日、ここでぐっと来て。嵐さんとはあまりにも全然違う意味に響くから。「ここ」クリエで会えることの意味、彼らがステージにいることの意味、彼らが彼らとしている意味も。「伝えたいことだけは変わらない」の「だけ」の重さとか。
いろんな想いが巡ったけど、でもこの距離感で「君を待っていたんだよ」って言われる幸せを、ただ噛み締めたいって思った。「幸せになるための It's a party time」なんだから。
この曲で挨拶と、メンバー紹介。メインステージで。
りょ「They武道が来たよー!They武道が来たのー!」
りょーちゃん、えだちゃん、はやしくんの順で挨拶し、挨拶した順に一度はけ、お着換え。(と言ってもジャケット脱いでシャツになるだけかな)
はやしくんの煽りがいっつも早口すぎて、レスポンスがついていけなかったw お着換え焦ってたのかなw
戻ってきたりょーちゃんがバックの紹介
名前を呼んで、一言「おねがいしまーす!」的な感じ。
全員紹介し終わって、締めたと思ったら…
■Battle
ドあたまの、
「Whoa!」
いつのまにか、ステージに横一列に並んだバック含む全員が、一斉にシャツの前をバッと全開に。
ぎぃやぁぁぁぁぁぁぁ!
男の気合と色気全開。はやしくんもめずらしくエモさ滾らせて、隣のめぐたんの後ろ手にバッチーーンとタッチ。そのあと後ろに下がって、コタと向き合ってグータッチコンコン、からの、二人でBattleな感じで絡み合う。のけぞったはやしくんのお腹をむんずとつかんだ*6コタが、はやしくんをグルンとひっくり返したり、はやしくんがまた戻ったり。とにかく激しい。男らしい。かっこいい。
歌が始まるとはやしくん、コタ、めぐたんの3人がチームな感じで歌う。ムキムキコタと、体育会系部活男子めぐたんと、はやしくん。うん、はやしくんが一番貧相w
途中、コタの背中を土台にして、りょーちゃんがダイナミックな開脚?台宙を決め、またも、ぎぃやぁぁぁぁぁあああ!
「指くわえ見ているだけなら」の歌詞で、右手の人差し指を唇にひっかけ、そのまま、首から胸元を通っておへその下まで滑らすっていう、江田芸あり。初日はがっつり指をくわえて滑らせてたはやしくん、2日目は唇への引っ掛けがおざなりになり、オーラスはとうとう、まんまここの振り飛ばしやがった……絶対あいつ確信犯。
太鼓を叩くような振りがあったり、床ドンみたいな振りがあったり、「Whoa!」で腰をグイッと突き上げたり、とにかく男らしい熱い一曲。会場の温度がグンって上がるのを感じたし、何ならちょっと酸欠気味。
■SUMMER TIME
りょーちゃんソロ。今年もやっぱりりょーちゃんがトップバッターなんだなぁ。そんなりょうちゃんがすきだなぁ。They武道の切り込み隊長をいつも務めてくれてありがとう。
それにしてもりょーちゃん、いつBattleからいなくなってたの? 最後まで気づかなかった。
黄色のアロハ着て、首からレイ掛けたりょーちゃんが、階段上から登場。「くらっぷやはーんず!」(ドヤァ)
バックは松松とのんちゃん影山くん。4人もカラフルはアロハ着て、レイをかけてる。
この曲はとにかくりょーちゃんがかわいくて。
顔がかわいい、しぐさがかわいい、目線がかわいい。全部かわいい。
両手を顔の前で組んで小首傾げるりょーちゃんとか、肩すくめて上目遣いするりょーちゃんとか、「最高の波が来ているのさ」で、お手てでウェーブ作って、それを追いかけてくりょーちゃんとか。とか。とか。とか。
大サビで毎回、前列の山本担にレイをプレゼントするりょーちゃんの、ある種、らしくないサプライズ。ここ、りょーちゃんがファンを一本釣りするドキドキもあるけど、バックの4人も取り囲んで、キラキラお目めでプレゼントするさまを見守ってて、そっちもかわいすぎて死にそうになる。だって松松に目の前で両手お祈りポーズされてキラキラしたお目目で見つめられるとか、どんな気持ち?
初日はバッキュンバッキュン、ウィンクし倒してた(ように見えただけかもしれない、もはや自分の記憶に自信がなくなってきた)りょーちゃん。2日目以降はウィンクしても1回くらいだったかなぁ。最後の「待ちきれないよBeautiful days! 」の後、いっつも、舌ペロって出して照れたみたいに笑うのずるかったー。かんわいぃーーーーーって絶対声漏れるあそこ。
ラストは、バックの4人がりょーちゃんにレイをプレゼントしておしまい。
頭からお尻まで、かわいいがギュウギュウにつまった一曲でした。
曲終わりに、りょーちゃんの謎のつなぎ
「いえーい!もりあがってますか!あついよ!あついの!」
「いぇいいぇい!」
「次のコーナーいっちゃうよ!」
「それではまいりましょう、どうぞ*7」
このつなぎはりょーちゃんにしかできないわぁ。They武道ずるいわぁ。
■ソメイヨシノ
ある意味、ぶち壊すwりょーちゃんのつなぎから、もろともせず。
始まる、圧倒的な、アカペラ。
叫ぶ声がまた 墜落した
この眼がこの滴を 零す意味を
誰か教えてはくれませんか?
誰も知らない ぼくも知れない
歌声だけで、ガラッと空気を変えられる。これも、はやしくんにしかできないことで。
They武道はやっぱりずるいなぁと思う。強いなぁと思う。
ブレス音とビブラートに、ただひたすら鳥肌が立つ。
暗闇に一人立つ、白シャツのはやしくんを見ると、ちょっとだけおふゆさんがよぎるけど。
ソメイヨシノがめちゃくちゃ難しい曲で。はやしくん、高音が得意なイメージがあるけど、この曲は低音もきっちり響かせなきゃいけない曲だったし。
歌こそが自分の武器だって、はやしくんはきっと、それを表明したかったんだろうと思う。初日に少し音程が不安定だったこともあって、あー、これは日替わりにはしないな、って思った。完璧に歌いこなせるまで、最後までこの曲でやるんじゃないかなって。だって負けず嫌いだもんね。歌で負けるわけにいかないもんね。
堂本剛君の曲ってどうしても剛君の歌い方に引っ張られがちなところを、はやしくんはそうではなかったのがすごい、と書いている方がいて。わかる気がするなぁと思う。初日の後に原曲を取り寄せて聞いてみたら、全然違う曲に聴こえた。そのあと、たびたび頭の中でこの曲が回るようになったんだけど、剛君のソメイヨシノで回る時と、はやしくんのソメイヨシノで回る時とがあって、二つが混ざり合うことは一切ない。それぞれ違う曲として、頭が認識しているんだろうなぁと思う。
正直踊ってほしかったとも思ってたけど、思った通り、はやしくんの歌は日に日に良くなって、どんどんこの歌が心に入り込んでゆくのも感じて、やっぱりはやしくんにはかなわない、って思った。
そして、つぐめぐがこの曲のバックについててくれていたのを微塵も知らなかったことをここに告白します。めぐたん見たかった……
この調子で書いてて続くかなw
ひとまず切ります。
厳かな春の踊り 〜2016歌舞伎の残り香のようなもの
「春の踊りは!よぉーいやさぁーーーー!」の後、薄い幕の裏でドドドドドッと足音が聞こえてスタンバイしてるのが分かる。あの白い幕が上がる(落ちるんだっけ?どっち?)瞬間が、きっと一番、どきどきしてる。
舞台中央やや下手寄り。土台になっている、ややうつむき加減のはやしくんの横顔。ここで、デコ出しかそうじゃないかをチェックして、でも横顔じゃ確信が持てないから、正面向いた瞬間に、ハッ!!!!っていつも息を呑んでいた。
手に反動をつけて佐久間くんをポーンと飛ばした後、私が見た中で一度だけ、手を痛そうにパッと払っていたことがあったっけ。
やや下手寄りの櫓の手前で踊る。ズッズッパッ!って左手を差し出して、滝様のフライングへ。「月が照らす優しき眼差し」のところで、”その時”を待って、軽く左足でリズムを取りながらスタンバっているはやしくんの、静なるエモーショナル。
そして、その時。「涙、永久の夜空に消えて」でバッとゼロ番へ躍り出て、ガッシガシに踊るのだ。ここがこの春のひとつの象徴的なシーンだった。ゼロ番で、中心で踊る、はやしくん。林翔太個人、という最初のアイコン。
とにかくクイックなターンが目を引く。普段、曲線的な動きが印象的なはやしんが、直線的で矢のような鋭さを持った動きをする、春だけの特別感。瞬きもできないような勢いそのままに「愛しさは今宵も」で下手へ風のようにはけていく。
はやしくんがはけている間は、右手をくるくる回して観客を煽るように踊るジェシーを見たり、ひーくんのウィンクにやられたり、長妻のオールバック似合わないなぁって思ったり、げんげんのダンス好きだなーと思ったりするところ。
ピンクにお着替えして、はやしくんは上手に登場。このピンク、はやしくんによく似合ってた。はやしくんはピンクが本当によく似合う。この春に見つけて、何度もかみ締めたことだった。
阿部ちゃんと並んで、「Farway〜いにしえ〜」。阿部ちゃんのきりっとした濃いめのお顔と、はやしくんの淡々とした表情を並べて視界に入れて、阿部ちゃん今日もりりしいなぁ。はやしくんはいつもどおりかわいいなーと思うところ。盆が回って、姿が見えなくなるところで、下手にはける。
ここからわたしは、しばし無所のシーン。下手のげんげんか、上手の基くん。「believe in my soul」で上手のオタクを根こそぎ狩っていた基くん!!
そしてはやしくんは赤布を持って、上手から登場。
2014年のDVDどおり、片手が後ろでも、ブレないはやしくんのダンス。はやしくんが毎回、とても厳かな表情で踊っていたので、赤布がとても神聖なものに感じられた。それって素敵な物語性だと思う。何年も、何百年も続けてきた神聖な儀式のように、赤布を空へと放つはやしくん。ここは本当にぶれない、毎回折り目正しく同じ動き。
放った後から、歌詞を口ずさむのがとても好きだった。役目を終え、封印が解かれて、巫女が発声することを許されたような。
いにしえはずっとバッキバキに踊っているんだけど、冒頭は直線的な勢いと力強さ、赤布のあとは、クイックネスはそのままに、曲線的な動きも取り戻していた。記憶を追いかけて、の指折り、そして、なんといっても視線。「銀河の果てまで」で右手上から、左手下までウエーブを送りながら視線も送るところ。「はるか遠くまで」で頭上に手を伸ばしながら、視線までも伸びやかに天を仰ぐところ。
厳かな祈りを捧げるように見えるはやしくんの姿をひたすら記憶に刻んだ2016年の春。これはその記憶の断片のような、残り香のような記録。
続・おまるさんの初恋の相手は佐助さん説を唱えたい
あれから、数回観劇し、その度にいろいろと検証を重ねておりました。そしたらまた3つほど、決定的なシーンを見つけてしまったんですよね。聞いてくれます??
検証シーン①
「言いよる男は星の数ほどいるのに、惚れた男は振り向いてもくれない」
ここ、おまるさんが「言い寄る男は星の数」ってこぼしている時、ほかの男衆はみんな、オレオレ!って自分のことをおまるさんにアピールしています。
と・こ・ろ・が!!
佐助さんはそっぽ向いて、さらに、ガキさんになんか話し掛けてるんですよね。おいおい佐助さん、下手くそか!話逸らすの下手くそか!って思いませんか。
だって、それってなんか、後ろめたいからじゃないの?って思う。男衆に抜け駆けしておまるさんに言い寄ったことがあるか、もしくは、おまるさんから言い寄られたことがあるか。どっちかでしょうよ、絶対。えっろ!佐助さんえっろ!
この後、「誰なんだろうねぇ、おまるさんの心を盗んだヤローってのは」となべしょが言い出して、やべーと思ったんでしょうね。佐助さん「もしかして鼠じゃねぇのか? おまるさんのいいヒトってのは!」と第三者を持ち出して、自分に追及が及ぶのを免れます。やだー、佐助さんてば、あざとーい!
検証シーン②
「どっかの親分とは頭の中身が違うってことか」
このセリフの後、おまるさんが一回、お店の中に捌けるんですけど、その時、佐助さんにだけ一言声を掛けるんですよね。えっ、なにそれえろくない? なんで佐助さんにだけ?ってみんな思ってますよね。
しかも、この後大我くん、わざわざ店に戻る手前のおまるさん追っかけて、何か一声掛けるんです。(毎回やってるかは不明)
それをチラッと一瞥する佐助さんの優越感たるや!!カーーーーーッ!
おまるさんも罪な女ですよ。大我くんの気持ち知ってて、目の前で佐助さんにだけ声掛けるって。でもそれだけ佐助さんにだけ心を許してるってことだよね。やっぱりちゅーしちゃってるから? 出ちゃうのね、女ってね、そういうのね。
検証シーン③
「バカ」って言ったり、体調の変化に気づいたりする
ちょっと戻ります。「もしかして鼠じゃねぇのか」の後、「捕まれば死罪、よくっても島流の身じゃねぇのか」のくだりで、おまるさんが一度客席に下りて、また階段登って舞台に戻るじゃないですか。階段登る時におまるさんが躓くと、佐助さんは口パクで「バカ」って言ってますよね。えろい!リア恋!2人だけにしか分からないやつだし、おまるにこんなこと言えるの俺だけ感また出してるやつだし!
5/6はおまるさん躓かなかったんですけど、そしたら佐助さん、代わりに何したと思います? 喉抑えて「喉痛いの?」みたいなジェスチャーしたんです!!なに!心配したの? 俺だけはお前がいつもと声違うの気づいてるよ的な? ギャー!
もうさ、これ離れられなくなるやつやん。俺だけは分かってるから甘えろよって? キムタクか。佐助さんキムタクかよ。
というわけで、以上3点、検証しました。
どうですか、みなさん。ちゅーはしてると思いませんか?
現場からは以上です。
必然の奇跡@超個人的1周年に寄せて
1年前の春、新橋演舞場で恋に落ちた。
舞台上、淡々とした表情で、ただ黙々と仕事をしているように見えたはやしくんは、その瞬間まではまだ、わたしにとって背景の一部だった。それがあの日、突然スポットが当たって、わたしの視界の中心に飛び込んできた。そして、言葉ではうまく説明できない引力で、心の真ん中まで入り込んできた。それはまるで、恋に落ちるように。
その瞬間は、奇跡的な偶然だった。直前まで入る予定ではなかった公演で。決められた流れではなかったアドリブの演出で。
あの場にいなければ、あの演出に出くわさなければ、わたしははやしくんを好きなっていただろうか。奇跡的な偶然で恋に落ちたあの日以来ずっと、心の中で何度も、自問自答してきたこと。
一度落ちたあとは、何度も、何度でもまた初めてのように、わたしははやしくんに恋をした。
プレゾンのDVDで、デジタリアンのDVDで、ドリボで、嵐で、Mステで、カウコンで。見るたび新しいはやしくんに出会い、必ず恋をする。
けれど、その度に思う。あの春の日、あの場所にいなければ、わたしは彼を見つけられただろうかと。
そしてまた、春。
今年のはやしくんは、もはや見つけるとか、そういう次元ではなかった。舞台の上で強烈な個性を放ち、会場中の人を魅了する存在。
同じ季節、同じ場所で、やっぱりわたしは、はやしくんに恋をした。季節がぐるっと一周してやっと、この恋が必然だったと確信が持てた。あの時、あの奇跡的な偶然に出会わなくても、わたしはきっと、ここではやしくんに恋をしていたと。この恋は、必然の奇跡だと。
それでもあの日、奇跡的な必然に出会えたことを感謝しよう。ほんの少しだけ、はやしくんに早く出会えたあの偶然に。
Let's get the party starrrrrrrted!! @はやしくん5/3昼口上
「GWですね」
Seasonsの後、滝様が健くんにそう話しかけたとき、何かが起こる予感はあった。でも。
「はやしくんて、分かります?」
いきなり、はやしくんがターゲットに選ばれるとは思わなくて。
「お豆みたいな顔してる子」で「すごくしっかりもので、練習を黙々とやる」はやしくんに、この日、二人の先輩が大きな無茶振りを仕掛けた。
「お化けの演目での一人三役、彼に絶対やらせたいなと思って、今回やらせたんですけど。あのシーンをやりすぎちゃって、最近ちょっと他のシーンでも出始めちゃってる。この後の口上でも、もしかしたら、ちょっと」
そうぶっこんで来た滝様に、健君が乗っかる。
「そういえば、さっきの季節の歌も、ちょっとビブラートがおどろおどろしかったナァ」「彼は役者気質だから(役に)入っちゃうかもね」
細かい部分に心が跳ねる。
「彼に絶対やらせたかった」とか、健くんがはやしくんのビブラートに気づいてる、とか、「役者気質」って言葉とか。
けど、それより何より、今、裏でどんな顔してるんだろう、ってどきどきが止まらなかった。
「いきなりですからねー。まぁ、彼、口上トップバッターなんでやらないと思いますけどw」
「なんか裏が騒がしいな」
「残念ながら歌舞伎の音響チームは初演からずっとやってる方なんで、アドリブ効いちゃうかもなぁ」
「プライベートでも出ちゃってるよ、今日楽屋に挨拶来た時こんな顔でさぁ(健くんがホラーなはやしくんの顔マネ)」
先輩2人、楽しそうに煽るだけ煽って。
基くんとげんげんの東西東西を挟んで、口上の幕開け。
はやしくんが姿を現した瞬間、全ての観客がはやしくんに注目している空気感に演舞場全体が包まれたのを感じた。
この子は何を言うんだろう。緊張しているのかな。大丈夫だろうか。
みんなが固唾を呑んで見つめる中、はやしくんはいつもと変わらぬ表情で、お豆のようなお目目で左右を見渡し、深くお辞儀。そして。
「本年も!日本の伝統文化、和のジャニーズ~」
いつもと全く同じ、明るい美声で口火を切るはやしくん。
あれ?っと一瞬、会場の空気が緩む。
「~心からうれしく思っております!」
そこまで明るい調子で一気に言うと。
一瞬のタメ。
「……そして…!」
一度、顔を伏せたかと思ったら、もう、つぶらな瞳をカッと見開いたおふゆさんになって*1*2、再び顔を上げた。おどろおどろしいSEとともに。
「滝沢君に選び続けてもらっているこの思いを…!誰よりも熱く、熱く…!胸に、刻み込む姿を…」
言いながらユラリと立ち上がり、
「しかと…!見届けるがいいーーーー!!!!」
片手を差し伸べて、絶叫。大熱演。
会場は割れんばかりの拍手喝采と、ヒューヒューな歓声に包まれた。
でもね、ここで終わりじゃなかったの。
座りなおした林くんは、仕切りなおして手をついて、少しトーンを落として、続ける。
「…いま、あなたの目の前にいるのは、林翔太!!」(SEバーーーン!)
再び、拍手喝采!
はやしくんのアドリブは着地がキレイ。去年のはやしくんと全く一緒で、これはある種、彼の性格なのかもしれないなぁ。
やり切ったはやしくんは、顔を上気させて、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ照れたような笑顔を浮かべてた。
ああ、林翔太ってこういうひと。いつも、どんな時も冷静で、仕事をやり切るひと。舞台の上で迷いや揺れてる姿は一切見せなくて、涼しい顔で困難にも対処していくひと。それを楽しんでるひと。
そして、今年のはやしくんは、与えられた役割や期待に、120%で応えるひと!
こんなはやしくんに、きっと誰かがまた恋をする、素敵な素敵なGWの幕開けです。